2日目
2日目の予定はバルセロナ観光とグラナダへの移動です。
まず最初に友人が予約してくれた見学ガイドツアーに参加すべく
カタルーニャ音楽堂へ。バルセロナへ着いたのが夜だったので全く気がつきませんでしたが、宿からすごく近かった。
我々は9時からの英語のガイドツアーの予約をしていたのですが、正面入り口と思われるところへ行くと、日本人と思われる方が数人いました。
『ここで待ってりゃ開くんだろ』と適当なことを考え、周囲の写真を撮りながら
ぼんやり待っておりました。
しかし、どうも開くのが遅すぎる。おかしいなー、と思って音楽堂周辺を歩き回ってみたらガイドツアーの入り口は別のところにありました。
こちらのガラス張り建物の方にガイドツアー入り口がありました。(どうやらチケットブースもこちらにあり、当日券もこちらで買えるようです)
モザイクや彫刻などの装飾に興奮していたせいで、ちょっと遅刻。(問題はありませんでしたが)
このホールは建築家モンタネールの設計で、世界遺産に登録されています。
きらびやか、というのとはちょっと違って、『かわいい』とか『メルヘンチック』という言葉の方がぴったりじゃないかなあ、と思わせる内装です。
残念なことに内部の写真撮影は禁止されているので、中の様子は
こちらでどうぞ。
客席の真上、天井にはステンドグラスがあり、日中は陽が差すととても明るくなるんだそうですが、この日は小雨が降っていたためよくわかりませんでした。
天井に飾られた2000個近い陶器の薔薇だとか、円柱にモンタネールの好きなカタルーニャの植物のモザイク装飾があったり、舞台にも下半身がモザイク、上半身がレリーフの楽器を弾く女性の像(といっていいのだろうか)があったりと、かなり派手です。
モンタネールが設計した建物は、このカタルーニャ音楽堂しか見ませんでしたが、ほぼ同時期に活躍したガウディの設計した建物に比べると、なんというのか構造的な部分より、装飾の部分でこの人の個性が表れている気がします。
(建築に詳しくないので、こんなあやふやな感想しか出てこない…)
一度、宿に戻って、お茶を飲んでから今度は
カサ・バトリョ(バトリョ邸)へ。
カタルーニャ音楽堂に比べると距離はありますが、それでも宿から歩いて行ける距離。ぶらぶらと散歩しつつ向かいました。
目的地カサ・バトリョに到着すると、小雨がぱらつく中、入り口には観光客の行列ができていました。
我々もその列に20分ぐらいならんで、屋上と内部が見れる共通券(16ユーロ)を購入して入場です。
入り口で音声ガイドを借りて内部へ。(日本語の音声ガイドがありました。係員の人が何語にするか聞いてくれます)
内部は独特な曲線でうねりまくっています。でも、意外と落ち着ける。照明も派手でなく、ステンドグラスにも派手さは感じませんでした。
窓は大きく効率よく日光を取り込むデザインですが、天井のうねりや壁の曲線などは、影の部分も計算してデザインしたんじゃないかなー、とか思ったり。
一通り見学したら、中庭部分のタイル張りの色の変化を見つつ、上層階へ階段を上がって行きます。
中庭の外壁タイルの色は、下の階でも明るいように
青(屋上)
↑
↓
白(1階)
こんな感じのグラデーションになっています。
一番上の階にだけデザインに直線が使われている部分があるそうです。
屋上に出ると、煙突のモザイクがよく見えます。残念ながら天気が悪かったのですが、晴れてたらバルセロナの街もよく見えると思います。
上層階から入り口へ戻る際に、レトロなエレベーターに乗りました。4人ぐらいしか乗れない、小さなエレベーターですが、中庭部分のタイルの色のグラデーション具合がよくわかります。オススメです。
(疲れたので、今日はここまで)
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